車椅子と高齢者の利用のために市民体育館正面入り口の15 ㎝の段差にブロックビルドを設置

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市民体育館正面入り口の15 ㎝の段差に対してのスロープについてお問合せがありました。現在、車椅子の方は別の入り口からならば入場可能でしたが、ご高齢の方の利用も増えているため、正面入り口の段差にスロープを設置したいとの意向です。 条件としては、建物に固定しないことと車いすが自操で通れる勾配であることでした。

工事でスロープを取り付けてしまうと建築工事となり、法的な問題や費用、工事期間が長くなるなどの問題があります。固定しない仮設のスロープの要件で、色々な段差へ柔軟に対応できるブロックビルドをご提案しました。スロープは1500㎜幅で1/12の勾配で自重が約60キロです。建物への固定無しでも簡単には動かない重さのスロープとなっています。

設置作業は、レイヤーごとに下組みして持込みことで現地の作業時間が2~3時間と、体育館運用への影響は最小限にできました。段差の一部のみをスロープ化するため、スロープ部分がわかりやすく目立つようにするため、外周にはスリップストップを入れ、目立つようにしました。(スリップストップは、滑りにくくすると共に黄色で視認性があります)

車いすの施設利用者やご高齢者にとって15センチの段差は大きなバリアとなっていたが、正面入り口からの出入りができるようになり大変喜ばれています。

市民体育館正面入り口の15 ㎝の段差にブロックビルド


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