COVID-19医療の現場の要望に応える腹臥位用のマットレス

現場の負担

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腹臥位の際に、枕の他に前胸部、腸骨部、膝、つま先にクッションを差込みますが、ポジショニングのクッションは小さなものが多く、手間と時間がかかっています。

また、差込んだクッションのフチなどが原因と思われる床ずれのリスクもあり、慎重に行う必要があります。特に前胸部と腸骨部は接地面積が広く、その負担は大きなものです。

入れ込みしやすく、体圧分散能力の高い腹臥位のためのクッション

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ウレタン素材と体圧分散能力の高いロホクッション及びマットレスを組み合わせたクッションセットを作成しました。

ロホの規格品の活用で、制作期間と費用を抑えました。高さは現場の要望に沿い、前胸部側を腸骨部側より少し高くしています。腹臥位の状態でロホの空気調整が可能です。

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右上:前胸部側 特注クッション300×700×200㎜ (ウレタン+ロホクッションハイタイプ7×8 2枚)

左下:腸骨部側 特注クッション450×800×180㎜ (ウレタン+ロホマットレス1枚)

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ウレタン素材と体圧分散能力の高いロホクッション及びマットレスを組み合わせました。

現場の改善

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  • 2分割で扱いやすく、腹部への圧迫もないよう配慮しています。前胸部側は左右で高さが変えられ顔を横向きにしやすく呼吸の確保ができています。
  • 小さなクッションを組み合わせて対応する負担を軽減しました。
  • 枕と膝及びつま先部は従来のポジショニングのクッションを利用しています。
  • 床ずれ予防と楽に呼吸ができるように配慮する現場の要望にも応えました。

リフトの活用

仰臥位から腹臥位への体位変換。さらに腹臥位保持のクッションの差込みにリフトが活用できます。抱きかかえることなく、利用者をつかんだり、無理に引き上げることなく行え、負担やリスクを軽減します。

リフト活用のビデオをご参照ください。

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