旅は最高のリハビリ!
障害を持たれても、家に閉じこもらず旅を楽しみましょう
障害のある方のためのリハビリツアー(日帰り、国内・海外ツアー)
杖・車いすの方も多く参加されています。※このツアーは、アビリティーズ協会正会員、またはアビリティーズの施設サービスご利用者向けです。
募集中のリハビリツアー
- 掲載のツアーは、当広告でのお申込を受け付けていません。参加ご希望の方には、パンフレットを主催旅行会社より、お送りいたしますので、弊協会までお問合せください。
- 掲載のツアーは、日本アビリティーズ協会の正会員向けのサービスです。正会員でない方には、ご入会 又は切替をお願いしております。
リハビリツアー アルバム
アビリティーズのリハビリツアープログラム(人生が変わる旅がある)
1972年(昭和47年)、身体に障害のある方15名と関係者5名、計20名のグループの旅がアビリティーズ最初の海外ツアーでした。その後、高齢者の参加も増えながら、毎年のように海外ツアーを行ってきました。国内ツアーも、寝たきり、半身マヒ、リウマチ等、とても重度な疾病、障害のある方の参加も次第に増えて、なかでも1989(昭和63)年の沖縄ツアーは、大田仁史先生(現、茨城県立健康プラザ管理者)や、斎藤芳雄先生(元、ゆきぐに大和病院院長)などドクターに同行をお願いして実施したこともありました。今では、毎年40回ものリハビリツアーを行っています。
アビリティーズのリハビリツアーのその始まりと歩みについては、コラム「”旅” で人生が変わる」をご参照ください。
私たちは旅の安全の為に細心の事前確認をします。まずは、日帰りツアーを何度か体験していただき、安全を自分でも確認いただき、自身をつけ、その後2~3泊の国内の旅、ついにはたいていの方が海外旅行をするまでになっています。参加する皆様の協力、同行ボランティア『旅たびパートナー』の目配りと介護、介助でこれまで一度も事故のないツアーです。
「行けるだろうか」と不安な気持ちでいた人が、ツアーに参加し、楽しさ一杯、満喫して帰ってくる。「行けた!」という自信がその後の生活、人生を次第に豊かにしていきます。病院で訓練を受けても、自宅に戻ると家族の介助に頼りっぱなしになってしまいがちですが、旅先では「他の方にご迷惑を掛けては大変。」という気持ちになり、病院で訓練を受けたADLを思い出しながら自らやらざる得ないことになります。起床、排泄、洗面、着替え、食事など、数日間は人任せでも、徐々に「自分でやりたい」「やろう」という気持ちが起こり、たいていの人が少しすつ「できる」ようになっていきます。
旅行という非日常の喜び、緊張、驚きの連続で心が動きます。その心の動きに身体がついてきます。ツアー当初は口数少なく介助を受けていた人が、やがて大きな声で笑い、手すりやバス座席につかまってソロリソロリと歩くようになるのを何度も目にしたことがあります。旅は人生復活のきっかけになるかもしれません。ぜひ、チャレンジしてみてください。
旅のリハビリ効果
旅を単なるレクリエーションと考えず、次のようなリハビリの効果に注目し、実施しています。
- 旅を日々のリハビリ生活の具体的な目標としてとらえる。
- 過去を振り返る毎日から、未来へ思いを馳せる日々への意識の転換。
- 同様な身体の障害を持っている方が集い、旅行する事により孤独感から脱却する。
- 非日常の旅先での生活は、刺激や感動を呼び起こす。
- 家を離れて旅に行って来られたという、新しい達成感と自信がつく。
アビリティーズ・リハビリツアーのシステム
- 身体状況にあわせたツアーステップを用意。
ステップ別(日帰り、国内〈2 泊〜3 泊程度〉、海外〈5 泊〜8泊程度〉)のプログラムを提案。 - 徹底した現地調査。40 年近くの蓄積したノウハウにより、事前に旅先のバリアフリー状況を調査。
- 参加者の心身の状態を把握。アビリティーズ福祉・医療相談室(保健師や看護師)と連携し、ADL調査表や電話や面談にて参加者の状態を把握します。
- 旅行時の万全なスタッフ体制。協会スタッフおよびアビリティーズツアーサポート集団“旅たびパートナー”による、介護・ケア体制で安心かつ安全な旅行を実現。
- 現場状況に合わせた福祉機器を持参し、可能な限りバリアをクリアします。
旅行を通じて、リハビリのお手伝いをしませんか?
旅は最高のリハビリ
障害や病気で身体が不自由になると、精神的にも落ち込み何かをしようという気力を失い、外に出たくなくなります。まず「心のリハビリ」から始めることが大事です。
「旅行に行く」という具体的な目標を持っていただき、日々のリハビリにつなげ、心身ともに元気になっていただきたいと、アビリティーズは願っています。
アビリティーズでは、とても旅行には行けないと思われている方にも、お身体の状況をよく確認させていただき、その方に必要な福祉用具を持参したり、日程や介助体制などを綿密に計画・準備することによって、安心して参加いただいております。
まず日帰りツアーをお勧めし、次のステップとして国内旅行へ、更に自信がつくと海外旅行へと、その方の状況に応じたプログラムをご用意しています。その旅行の際、介助のお手伝いをしていただくボランティア集団が「旅たびパートナー」です。
障害をお持ちの方やご高齢の方の旅行のお手伝いをしたいと考えている方、「旅たびパートナー」に登録して、一緒にツアーをつくっていきませんか?
登録の対象者
- 病院や福祉施設に勤務する医師、看護師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、ヘルパーなどの有資格者
- 家族介助などの経験者
- 旅行ボランティア経験者
※ 障害をお持ちの方やご高齢の方の旅行の手伝いをしたいと考えている学生の方や、介助の経験のない方でも、まずはお問合せください。
ツアーについて
日帰りイベントは月に2回~3回、国内・海外ツアーは年に2回程度実施いたします。
費用につきましては、空港などの集合場所までの交通費、説明会時の交通費、旅行行程に入っていない食事・飲み物代、オプショナルツアー、前泊費などはご自身にて負担いただきます。また、ツアーの内容によっては参加費の一部ご負担いただくこともございますので、ご了解いただけますようお願いいたします。
介助内容
参加者の必要に応じての介助を行なっていただきます。
<例> バスや送迎車の乗降など、観光地での車いすの介助、杖歩行の方の見守り、トイレの介助、食事の介助など
ツアー参加の募集
「旅たびパートナー」登録者の皆様にツアー実施の数ヶ月前より、ツアーの詳細と募集要項をお送りいたします。内容や日程等をご確認いただき、参加・不参加をご連絡いただきます。
同行の依頼
催行が決定した際、ご応募くださった方の中から、性別、年齢、スキルを選定の上、参加者で介助を依頼される方の要望をお聞きしながら、数人単位で最終的なご依頼をさせていただきます。ご登録後、必ずしもすぐにご参加いただけるとは限りませんのでご了承くださいますようお願いいたします。
「旅たびパートナー」へのお申込み方法
下記までご連絡ください。
お申込・お問い合わせ先
特定非営利活動法人日本アビリティーズ協会 担当:石橋
〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-30-3 新宿ミッドウエストビル2階
TEL:03-5388-7501 / FAX:03-5388-7208
ご相談、お問合せ、お申込みは、NPO法人 日本アビリティーズ協会へご連絡ください。