『心が動けばからだが動く』旅は最高のリハビリ
~車いすや杖でも共に楽しめるアビリティーズのツアーチャレンジの半世紀~ を発行
NPO法人日本アビリティーズ協会の〈リハビリツアー50年の記録集〉が完成しました。 冊子は、リハビリツアーの生みの親でもある大田仁史先生の素晴らしい寄稿から始まります。 ここでは、「旅は最高のリハビリだ」と語った真意が書かれ、心の動きを求めることこそが リハビリの本質であるという、この名言の本当の意味を理解することができます。
1972年の身体に障害のある20代の若者15人と介助の協力者5人で実施した、アメリカ・カナダ・ハワイを巡る3週間の旅から現在まで、アビリティーズはツアープログラムを続けています。障害があって、いろいろな体験ができないでいる人たちこそ旅行が必要だ。その機会をつくろう。これがアビリティーズのツアープログラムの原点です。
気軽な日帰りツアーに始まり、憧れの海外旅行まで、参加した皆さんの笑顔や寄せられた感想とともに、 アビリティーズツアー50年(アビリティーズ運動55周年)の歩みを1冊にまとました。
下の写真をクリックすると記録集のサンプルがご覧いただけます。
「旅は最高、最大のリハビリ」(太田仁史リハビリドクターの名言)
“旅は最高のリハビリ” これは当協会で1988年、第一回の沖縄リハビリツアーに同行いただいた現・茨城県立健康プラザ管理者 大田仁史先生のお言葉です。先生は当時次のようにお話になりました。
「病院でADL等の訓練を受けても、わが家に帰ると次第に家族の介助に頼りがちになってしまいます。
しかし、旅行に出ると、病院で訓練を受けたADLを久しぶりに自分でやる事になる。
また、旅行という非日常の世界で楽しいこと珍しいことがいろいろとある。
そこで心が動く、心が動くと身体も動いてくる。旅はすごいリハビリなのだと皆さんをみていて心からそう思いました。」
リハビリツアーの始まりと歩み、取組みについての詳細は下のコラムをご覧ください。
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