NPO法人日本アビリティーズ協会では、障害のある人たちの自立生活を実現するため、各障害者団体とネットワークをつくって障害者差別禁止法の制定運動を行っている。 この法律はすでに世界40カ国以上で制定されているが、日本では一昨年の国連勧告にもかかわらず、いまだ制定されていない。この度、報告書『JDA(障害者差別禁止法)でほんとうの福祉が始まる』を発行。
本書では、アメリカの障害者差別禁止法をめぐる動きや、昨年東京で開催した「福祉エキスポ2003」でのシンポジウム「障害者差別禁止法はなぜ必要か」の内容などを掲載している。日本における障害のある人たちを取り巻く現状を理解し、障害者差別禁止法の制定を実現するために、関係者はじめ新たな福祉づくりを志す市民や学生にも、ぜひ一読を薦めたい。
A5判、196ページ、1200円(税込・送料別)