「アビリティーズの運動」の原点
「生まれつき、短い切り株のような両足を持ったひとりの男が、四人あわせて脚は一本、手は三本という連中ばかりで会社をつくった。うす汚い空きガレージで始まった会社は、その後多くの困難に出会ったが、不屈の信念と闘志をもってのりこえ、ついに500人の身体障害者ばかりの会社に発展した」
本書は、40歳で障害者による障害者のための会社「アビリティーズ社」を創設したヘンリー・ビスカルディ氏の伝記。ページをめくっていくうちに「アビリティーズの綱領」が染み渡る。
- 会社を立ちあげたきっかけ、次々におこるトラブル、押し寄せる求職者、不景気による業績不振と苦渋のリストラ決断、と困難でもあるが生きている・仕事をしていることの喜びを実感している彼らの生き方が心を動かします。
- あとがきに、2002年伊東が渡米しアビリティーズ社のその後について掲載しています。
- 日本でのアビリティーズ運動について掲載しています。
B6判、350ページ、1200円(税込・送料別)