アビリティーズ・デイサービス たての セラバイタル ティーゴ活用事例

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アビリティーズ・デイサービス「たての における機能訓練では、他動運動機能が備わっているセラバイタルを使用しています。股関節や膝関節の可動域について、または心臓疾患など、医療的要因の運動制限がない方を対象としており、ご利用者のほとんどが好んで利用しています。他動運動機能を大いに活用し、これまで自力で運動ができず、筋力、体力、気力が落ち込んでいたご利用者の皆様のADL、QOLの回復、維持、向上のために役立てています。
 

事例1

脊髄の損傷による自律神経の障害と四肢の麻痺のため、長時間の座位保持が難しく、食事、入浴、機能訓練(セラバイタル)以外は、一日のほとんどをベッド上で過ごしている方がいます。

この方がお孫さんのバレエ(踊り)の発表会に参加するという目標のもと、1年ほどの機能訓練(セラバイタル、歩行)計画を立て、実施し、実際に発表会に参加することができました。それまでは短時間の座位保持しかできなかったのですが、当日に長時間の座位保持ができたこと、またそれにより遠方まで外出できたことで、自信と意欲を取り戻し、現在では以前は参加できなかった外出や外食などのイベントにも参加できるようになりました。

セラバイタルによる下肢筋力の強化だけではなく、体力(持久力)強化にも役立ったADL回復と、それに伴う自信という意欲の復活というQOL向上の好事例でもあります。以来、現在もこの方の機能訓練は継続しており、通所中の笑顔が絶えません。

他にも、脳梗塞で右半身が麻痺したため、車椅子で通所し始めた方が、機能訓練にセラバイタルを取り入れた結果、現在は杖歩行ができるまでADLが回復している事例もあります。

事例2

機能訓練や各種プログラムを通じて元気になり、日常生活が自立できるようになったことで、デイサービスを卒業するケースもあります。

シェーグレン症候群(膠原病の一種で難病指定)のため、車椅子で通所し始めた方がいたのですが、セラバイタルによる機能訓練を継続した結果、杖歩行ができるまでにADLが回復しました。

これにより、自宅での生活が一部介助を必要とするものの自立できるようになったので、デイサービスを卒業しました。これもADLの回復がQOLの向上に繋がった好事例の一つです。

訓練機器セラバイタルについて

セラバイタルは椅子が付属していない自転車漕ぎの機器で、下肢筋力が弱い、麻痺で下肢が動かないなど、足漕ぎが困難な方でも、内蔵モーターによるペダルの回転で十分な運動ができる他動運動機能が備わっています。また、モーターの力をサポートにして漕ぐ速度の調整、持続的な運動も可能にしてくれます。その他、ペダルに負荷をかけることも可能ですので、アクティブなご利用者にもご満足いただいています。このように、ご利用者それぞれに合った利用方法(速度・時間・負荷)が選択できるうえに、運動後のレポートが画面に表示されますので、それらを記録、比較することで運動量の増減、筋力のバランスなどを確認しながら、訓練メニューの見直しを図ります。椅子が付属していないので、車椅子を使用している方は移乗することなく、そのまま使用できますし、安定した椅子を使用すれば、転倒を予防し安全に運動を行うことができます。そのため、スタッフはご利用者につきっきりになる必要がありません。

 他動運動機能による自動的な足漕ぎからは、様々な効果が得られます。普段、足を動かすことがない、もしくは動かせない方の関節を動かすことは血流を促進し、浮腫の軽減が計れます。

また、筋力も自然とついていくので、体力の回復、維持、向上に繋がります。体力の回復、維持、向上は同時に、本人の気力も回復、維持、向上させるため、ご利用者一人ひとりの前向きな取り組みへとつながります。最初は5分程度しか足漕ぎができなくても、徐々に長い時間を漕げるようになり、その中で達成感を味わい、自信が持てるようになります。そうすることで、様々な事へ挑戦する意欲を取り戻し、目標を立てて行動するようになるなど、活気のある生活を送れるようになったご利用者も数多くいます。他には、機能訓練とは別の利用方法として、お身体の状態、調子と相談しながら、ゆっくりとしたペダルの回転に身を任せてもらう方法もあり、これは筋肉の緊張の緩和にも役立っています。

施設種別の事例報告はこちらです。→ 施設種別 セラバイタルティーゴ 導入施設レポート

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