神奈川県立スポーツセンターの障がい者水泳教室にプールリフト(移動式)が導入されました。

2023年02月02日

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【神奈川県立スポーツセンターに導入された移動式プールリフトi-swim】


神奈川県立スポーツセンターは、屋内50mプールやバリアフリーを施した多目的フロア、全室車いす対応の宿泊棟もあり、生涯スポーツ・パラスポーツ・競技スポーツなどさまざまなシーンで利用できる施設です。
すべての人が自分の運動機能を活かしてスポーツに親しむ機会を推進するために定期的な障がい者スポーツ教室を開催しております。

写真は【神奈川県立スポーツセンター 
(クリックでセンターのサイトが開きます)

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導入の理由

プールには車いすの方でも安全に入水できるようスロープが設置されています。 ですが、一般利用者レーンのみの設置のため、障がい者スポーツ教室を行うレーンに安全に入水できる環境を作る必要がありました。 移動式プールリフトi-swimは使用場所が限定されず、下肢に障がいのある方であっても安全に入出水できるようになります。介助者の負担軽減もご考慮頂き導入を決定しました。

 

プールサイドには水はけのために傾斜がついていました。 そこで、脱輪することを防止するとともに周囲の方へi-swimの利用位置をあらかじめお知らせするため、持ち運び可能な車輪止めを設置し、より安全に入出水を行えるようになりました。なお、i-swimは落下防止機能を備えており、万一脱輪しても製品が落下することはありません。

【付属は脱輪防止のため車輪止めの動画】

障がい者スポーツ教室

神奈川県立スポーツセンターで障がい者向けに開催されている教室は14種目あり、その中でも水泳は特に参加希望者が多いスポーツです。水泳は陸上と違い浮力があるため、車いすの方でも安全に身体全体を使用した運動が行えます。 参加者に対してコーチの人数が多く手厚い指導を受けることができるため、保護者も安心して通わせることができます。プログラム終了時には終了証やメダル、記録書がもらえ、特に記録書は本人の成長が記載されているため保護者からの満足度が高く、思い出を形として残すことができます。

下の写真は教室の様子です。(写真のクリックで拡大します)
神奈川障がい者スポーツ協会のWebサイトはこちら。神奈川障がい者スポーツ協会  

障がい者のプール利用の現状と課題

習い事の中でも水泳はポピュラーで人気があります。 ですが、市町村等で市民が利用するプールの多くが、障がいのある人の利用に対して特別な配慮がされておりません。参加されている方にも、通常の水泳教室では断られてしまい通うことができず、遠方から来られている方もいらっしゃいました。 既に導入を行った施設では、導入後に障がい者の利用が増えており、合理的配慮による社会参加の促進が実現しています。 i-swimは障がいのある方でもプールを安全に利用でき、かつ介助する方も負担がなく、利用者からの要望に応えることができます。

プールリフト i-swim の詳細は下のクリックでご覧いただけます。

 

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