障害者差別解消法は2016 年4 月1日に施行されました。2017年9月の内閣府が調査した、障害者差別解消法の認知率は、調査人口の2割しかいませんでした。貴方の施設やサービスがいかがでしょうか。
差別解消法は、「障害を理由とする差別」を禁止し、差別の解消のために「合理的配慮」をすることが求められています。国・県・市町村などは「義務」、民間事業者においては当面、「努力義務」とされました。
2020年東京オリンピック&パラリンピックもカウントダウンが始まり、対応が急がれてています。
施設・サービス提供者側にも、「何処に?どのように?どの程度?」の悩みで二の足を踏んでいる方もおられると思います。
この度、このようなお悩みの方のために「バリアフリー化対応シリーズ 段差解消機器」のご案内書を作成しました。ご活用いただければと思います。
https://www.abilities.jp/barrier_free/public_space...
ご案内書には以下の内容が含まれます。
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1.アビリティーズ運動と障害者差別解消法について
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製品をご案内をする前に、アビリティーズの共生社会の実現に向けての取組みについて、ご説明します。
NPO 日本アビリティーズ協会は、心身に障害があっても、国家の庇護や社会の温情や善意に依存するのではなく、「保障よりも働くチャンスを」と宣言して、1966 年4 月、運動を開始しました。2 ヵ月後、障害のある人たち、6 人が中心となり、(株)日本アビリティーズ社(現・アビリティーズ・ケアネット)を設立、以来今日まで52 年間、障害ある人々の自立と社会参加の活動を推進してきました。
2001年12月、「障害を理由とする差別の禁止」という理念と目的を共有する多くの団体とともに「JDA(障害者差別禁止法)を実現する全国ネットワーク」を結成し、各政党の多くの議員たちと国会内外で勉強会などの活動を続けてきました。
この活動もあり、障害者差別解消法は2016 年4 月1日施行に結実しました。
アビリティーズは、障害者差別解消法や差別を解消する行動の啓発活動、研修や提案をとおして、共生社会の実現に向けて今後もアビリティーズ運動を続けてまいります。
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2.段差や階段などのさまざまな解消事例
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ユニバーサルやバリアフリーは、まず段差をなくし、自由に移動できるところから始まります。
「低い段差」、「中高程度」、「階段などフロアをまたぐ段差」の各段差を解消し、自由に移動できる解決方法をご提案します。
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3.機器の紹介
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上の段差タイプの解決に対応する具体的製品をご紹介します。
様々な製品の中から下に一部をご紹介します。あなたのお探しの段差解消機が見つかるでしょう。
【1】段差解消スロープ スロープビルド
今まで対応できなかった形状の段差に使える頑丈なスロープ
【2】わずかな段差に対応できるクイックスロープ
4~12mmのちょっとした段差をスロープ化します。スロープには柔軟性があります
【3】現場にあわせて自在につくれるブロックビルド
組み立て式スロープ・ブロックビルド
さまざまなブロックを組み合わせて、現場にあわせたスロープが作れます
世界遺産 サン・ミケーレ島でも、ブロックビルドが採用されています。
【4】大型スロープ 手すり付き大型スロープ(アルミスロープ)
パーツを組んで短時間で大型スロープを作れます。イベントなどでの仮設設置もできます
【5】段差解消機 移動式段差解消機 スタージー
移動式の段差解消機です。電源があればすぐに使用できます
【6】階段昇降車(可搬式) 階段昇降車 ステアエックス
階段の上り下りに、車いすごと移動可能にする階段昇降車
【7】階段昇降機(設置式) いす式階段昇降機・スーパーレーターシリーズ
既存階段に取り付けて、階段の昇り降りを補助します。
【8】プールリフト 移動式プールリフト・i-swim( アイ・スイム)
プールもバリアフリー化。学校や市民プールに便利な移動式のプールリフト
バリアフリー化対応シリーズ「段差解消機器」カタログは下。
https://www.abilities.jp/barrier_free/public_space...
【真のバリアフリーにはまだ遠い】
学校ではバリアフリー化が進んできています。「車いす用トイレがある」、「車いすで教室に行ける」という学校も少なくありませんが、実際には、車いす用トイレはたったの1 箇所であったり、行ける教室も限られていることがあります。体育館やプール、テニスコートやステージは利用できるでしょうか。真のバリアフリーは、すべてのことについて対等に、同等にできなければなりません。
当社が提案するさまざまな段差や階段に対応したスロープや昇降機器によって自由に移動できる社会へ一歩近づけることができます。