アビリティーズ・ケアネットが取り扱っている車いす用階段昇降機「アルティラ」を製造しているギャラベンタ社(カナダ)は優れた技術力をもった歴史ある会社です。
ギャラベンタ社の発祥は1928年。カール ギャラベンタ氏が木材輸送のための最初のロープウェイを完成させました。以降ギャラベンタ社のロープウェイは、品質の代名詞となり、信頼できる輸送手段となりました。
1978年アクセシビリティ製品の設計と製造をはじめました。
ギャラベンタ社は信頼性と安全性、革新的な技術によって、世界各国に製品を供給しています。⾞いす⽤階段昇降機「アルティラ」は世界中で使われ、これまで世界各国で25,000台が納⼊されています。
1990年に世界で初めて障害に基づく差別をなくすための法律アメリカ障害者差別禁止法(ADA)を制定したアメリカには、スタジアムやホテルをはじめとした公共的な建物にアルティラが設置されています。
一例として、ヤンキースタジアムでは、車いす席は68ヶ所およそ500席が用意されています。スタジアムの一部の階段にアルティラが使用されています。
アメリカの設計事務所では設計士に研修単位取得による研修を義務付けています。ADAにおける設計の配慮や採用できる製品の研修もその一つです。研修単位を授与できる資格を持っているギャラベンタ社は設計事務所(建設会社の設計も含む)向けに研修を実施しています。
主な内容は以下のとおりです。
- ADAが定めているリフトおよびエレベータについて。
- 基本的な製品の設計とバリエーション。
- 関係する法律条項。
- アクセシビリティ問題をリフトとエレベータをもちいて解決する方法。
- 障害者の避難の課題と解決策。
ADAの広がりと定着によって、施設運営者、設計者、施工者、機器製造者が協力して最適な合理的な配慮に関する環境の整備を行なっています。