フォーラム、講演会
開催要領
開催日時: 2018年11月07日 16時00分 ~ 2018年11月07日 18時00分詳細内容
平成28年4⽉1⽇に「障害者差別解消法」が施⾏され、障害を理由とする差別を禁⽌し、合理的な配慮を⾏うことが事業者に求められています。⾼齢社会が進み、⾼齢者やおからだの不⾃由な⽅の社会参加が⼀層進む昨今、各事業者に適切な対応をしていただくためには、正しく法律を理解する必要があります。第⼀部ではどのようなことが「不当な差別的取り扱い」にあたるのか。求められる「合理的な配慮」とは。「障害者差別解消法」について、成⽴の背景や概要を中⼼に解説いたします。
アビリティーズは、2001年に全国の主要な障害者団体等と連携し、法律制定をめざして、「全国ネットワーク」を組織し、国会内外で運動を展開してきました。法律は2013年に国会で成⽴し、2016年4⽉施⾏されました。
この「障害者差別解消法」について現場でどのような対応をすることが、本当の意味での「差別をなくすこと」につながるのかを第2部では考えていただきます。法律では合理的配慮が求められていますが、これを考えるうえで必要なことは障害理解と実質的平等です。障害にもさまざまな種類があり、その特性や実態に応じた合理的配慮をどのように提供していくのか、は⼤きな課題です。
法律の趣意や政府の取り組み、また、社会全体に徐々に始まっている変化についてお話しするとともに、「⾃分も配慮を必要とする⼈になるかもしれない」という気づきを持ちながら、障害のある⽅への接し⽅・対応の仕⽅を考えていただきます。
講師:伊東弘泰
NPO法⼈⽇本アビリティーズ協会会⻑
アビリティーズ・ケアネット株式会社 代表取締役会⻑兼社⻑
(⼀社) 障害者の差別の禁⽌・解消を推進する全国ネットワーク会⻑
元内閣府・障害者政策委員会 差別禁⽌部会副部会⻑/元・早稲⽥⼤学客員教授
1歳でポリオに罹り下肢マヒとなる。1966年早稲⽥⼤学商学部卒業。障害を理由に100社以上に就職試験を断られたことから⼼⾝に障害のある⼈々の⾃⽴⽣活と社会参加を実現する「アビリティーズ運動」を開始。「保障よりも働くチャンスを」「世の中に無能⼒者はいない、あるのは能⼒者だけだ」をスローガンに、⼤学卒業後、⽇本アビリティーズ協会(現・特定⾮営利活動法⼈)を設⽴。同年、⼼⾝に障害のある⼈々の働く場作り、就労、雇⽤促進をめざし、株式会社による重度障害者雇⽤企業、本アビリティーズ社(現・アビリティーズ・ケアネット(株)を設⽴した。
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