「学校施設におけるバリアフリー化の一層の推進について」文科省

2023年02月22日

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出典:文部科学省ホームページ (https://www.mext.go.jp/)


2020年のバリアフリー法改正で公立小中学校はバリアフリー整備が義務化され、文科省では2021年から2025年度末までの5年間に緊急かつ集中的に整備を行うための整備目標を定めました。2020年に引き続き、今回2回目の調査が実施されました。調査結果は以下の通りでした。

【学校施設のバリアフリー化に関する整備目標案】

対象   令和2年度 令和4年度 令和7年度末までの目標案
車椅子使用者用トイレ 校舎 65.2% 70.4% 避難所に指定されている全ての学校に整備する
※令和2年度調査時点で 総学校数 の約 95% に 相当
屋内運動場 36.9% 41.9%
スロープ
等による
段差解消
門から建物の前まで 校舎 78.5% 82.2% 全ての学校に整備する
屋内運動場 74.4% 77.9%
昇降口・玄関 等から教室等まで 校舎 57.3% 61.1%
屋内運動場 57.0% 62.1%
エレベーター
1階建ての建物のみ
保有する学校を含む
校舎 27.1% 29.0% 要配慮児童生徒等※が在籍する全ての学校に整備する
※令和2年度調査時点で総学校数の約40%に相当
屋内運動場 65.9% 70.5% 要配慮児童生徒等※が在籍する全ての学校に整備する
※令和2年度調査時点で総学校数の約75%に相当

※円滑な移動等に配慮が必要な児童生徒や教職員等を指す。

 

令和7年度末までの整備目標に向け、下記に留意の上、公立小中学校等の整備目標を参考にしつつ、取組を進めるようお願いします。

  1. バリアフリー法を踏まえ、既存施設 を含めて、所管する公立小中学校等施設のバリアフリー化を加速すること。公立小中学校等以外の学校 施設についても、バリアフリー化を着実かつ迅速に進めること。
  2. バリアフリー化に関する整備計画が未策定の学校設置者では、建築担当部局や防災担当部局など関係 部局と連携を図りながら策定を行うこと。また、計画的に整備を進めること。
  3. 令和3年度より、バリアフリー化のための改修事業について、国庫補助率を1/3から1/2に引き 上げた。令和4年度補正予算及び令和5年度当初予算案でも引き続き支援を行うので、緊急防災・減災 事業債(総務省所管)も活用し整備を行うこと。
  4. あらゆる機会を捉えて学校施設のバリアフリー化を図るとともに、施設全体のバリアフリー化を進め ること。その際には、建築物移動等円滑化基準を参考にすること。
  5. 既存不適格建築物における法令への対応が生じた場合は、過去の通知や事務連絡等も参考に、設計者 や特定行政庁に積極的に相談しつつ対応すること。
  6. 文部科学省ウェブサイト中に「学校施設のバリアフリー化の推進 の特設ページを開設したので、 バリアフリー化の検討や実施、また機運醸成等のために活用すること。

参考【学校施設のバリアフリー化の加速の動き】​​​​​​​​​​​​​​ ​​​​​​​

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