高齢者や障害がある方の住宅の改修や、公共施設、商業施設などの
バリアフリー化の企画提案、施工のできる人材の育成をしています。
アビリティーズでは、個人の住まいを対象にバリアフリー化の改修を行う「住宅改善士」、公共的施設のバリアフリー化を行う「バリアフリープランナー」を独自に検定しています。そのために資格取得研修を定期的に開催しています。
住宅改善士
高齢者・障害者の在宅生活の支援のために、介護保険制度や障害者支援制度などを利用した「住宅改修」の需要がますます高まっています。本講座は、医療、建築の両面から学び、適切な改修プランをたてられるアドバイザーの養成を目的としています。受講資格に制限は特にありません。
高齢者のトイレ使用の問題を体験
アプローチ、玄関を車いすで使えるように改修
(1)講座内容
住宅改修に関わる公的制度、改修事業に従事できるよう、必要な高齢者や障害者の疾病や障害についての知識の習得といった基礎研修や実際の改修事例を学習する他、例題をもとに住宅改修ロールプレイングを行います。
(2)目的
- 高齢者や障害のある方の介護や日常生活行動を理解し、介護保険制度の内容や生活支援、住宅改修制度の活用の仕方、提案などができる。
- 高齢者や障害のある人ができるだけ自立して生活できる方法を理解し、また、介護をできるだけ軽減する為の住環境改善の提案ができる。
※ NPO法人日本アビリティーズ協会が独自に認定する民間資格で、カリキュラムをすべて修了され、一定の試験を受け、合格した方を「住宅改善士」として認定いたします。
※ 指定研修の開催情報は「住宅改善士/バリアフリープランナー資格認定講座」を参照ください。
バリアフリープランナー2級
街づくりや公共的建築物のバリアフリー化に伴う建築や設備の計画、工事実施について、適切な企画、提案ができる専門家の養成を目指します。日本アビリティーズ協会の「住宅改善士」の資格認定を受けたのち受講いただきます。
商業施設でのバリアフリー状況の調査と改修提案
街で車いすの移動を体験
(1)講座内容
パブリック施設での問題点や改修について大型商業施設、ホテルの検証を通して、何が問題でどう解決するか事例を通して学習します。
(2)目的
- 街づくりや公共的建築物、店舗、レストランなど商業施設における高齢者や障害者への配慮や提案、工事計画への参加ができる程度の知識を得、提案ができる。
- 障害者や高齢者の家庭生活、就労、社会参加などに関する最新の法律や制度などの情報を習得し、また、障害など心身状況の特性を理解し、それに対応するバリアフリー対策の提案ができる。
(3)バリアフリープランナー資格
- バリアフリープランナーは、上位順に1級、2級とし、当面は2級研修を開催します。1級資格認定研修の実施は、来年以降を予定しています。これは次のレベルを目的としています。
- 建築士や建築関係者に提案、支援、指導のできる専門的知識を有し、アドバイザーとして実務に対応できる。そのため個別のバリアフリー化対応などパブリックエリア及び住環境整備・改修の計画、提案ができる学識、実務能力を体得することを必須とする。
- 心身に障害がある人などの社会生活環境及び住環境整備のために、専門的、具体的な企画・提案を地方公共団体や自治体、民間企業などに積極的に行える。
- 1級、2級の資格の有効期間は資格認定後3年間とし、その後は更新研修を受け、資格を更新することができます。更新研修は、新たな関係法律や制度について、最新の事情や情報についてなどを行います。
※ NPO法人日本アビリティーズ協会が独自に認定する民間資格で、カリキュラムをすべて修了され、一定の試験を受け、合格した方を「バリアフリープランナー2級」として認定いたします。
住宅改善士・バリアフリープランナー認定者へのご支援
認定者には、次の支援をいたします。
- バリアフリーの新商品の案内・バリアフリー事例の詳細説明・障害者差別解消法に関する行政の進捗情報・建築に関するQAサービス
ご相談、お問合せ、お申込みは、NPO法人 日本アビリティーズ協会へご連絡ください。