【学校バリアフリー化の参考事例】 手すり付き組上げスロープを用いた千葉県市川市内4校での段差解消事例

2023/05/17

概要

市川市の小学校にてバリアフリー化対策として『手すり付き組上げスロープ』をご採用いただきました。
370mm~670mm程度のさまざまな段差に対し、1箇所最大3日間の工事で『手すり付き組上げスロープ』を設置したことにより、学校の運営に支障なくバリアフリーを実現しています。

事例の詳細

令和2年のバリアフリー法改正、インクルーシブ教育の推進および災害時における避難所としての機能強化等の目的から、公立の小中学校におけるバリアフリー化が加速しています。一方、コンクリート工事によるスロープの製作などは、工期も長くコストも大きく掛かる為、バリアフリー化を進める上での課題となっています。

市川市では、市内の小学校に対するバリアフリー化を計画的に実施しており、その推進において課題克服のため、組み立て式により “短工期” かつ “低コスト” な施工が可能な『手すり付き組上げスロープ』を4校にご採用いただきました。

それぞれの学校における370mm~670mm程度のさまざまな段差に対し、1箇所最大3日間の工事で『手すり付き組上げスロープ』を設置したことにより、学校の運営に支障なくバリアフリーを実現しています。

次の写真はバリアフリー化を行った市川市 4校の事例写真です。写真はクリックで拡大します

小さな段差の解消

各学校では比較的小さな段差では現場形状に合わせモジュール化された樹脂スロープを組み合わせる『ブロックビルド』を使用し対応しました

小さな段差ではブロックビルド で解消1

小さな段差ではブロックビルド で解消2

各小学校では国の基準に基づきレイアウト検討が行われ、設置に至りました。
特に段差が高い場合、建築物移動等円滑化基準の1/12勾配以下のスロープは専有面積が大きくなり、設置場所の確保にも悩まされます。 『手すり付き組上げスロープ』は モジュール型で設置環境に応じたレイアウト形状への加工も行える 特長があり、さまざまな条件の段差環境に対応可能です。

アビリティーズ・ケアネットでは、『手すり付き組上げスロープ』を始めさまざまな福祉用具を活用することによる、プランニング~設計・施工まで一貫したバリアフリー化のご提案をさせて頂いております。

導入商品

商品詳細からは、レイアウト参考図面と製品図面をダウンロードできます。

関連情報

お客様に関する情報

稲荷木小学校:屋根付き広場から体育館へのL字スロープ(段差665mm/総スロープ長8116mm)

お客様名 千葉県市川市
業種 公共小学校

お問合せ

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