階段昇降車(階段移動用リフト)は海外で人気
2024/05/07
需要が高まる階段昇降車
従来より“階段昇降車(階段移動用リフト)”は、学校における「車いすを利用している児童や生徒の階段昇降」のための機器としてスタンダードでした。最近、更に次の要因で一層の設置が進んでいます。
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障害児が障害のない子と共に学校で学べる“インクルーシブ教育の推進”
令和2年5月にバリアフリー法が改正され、バリアフリー基準への適合義務の対象となる特別特定建築物に公立小中学校等が新たに追加
2025年度末までの5年間に緊急かつ集中的に学校施設におけるバリアフリー化の整備
それに加え、2024年4月に施行された「民間事業者への障害者への合理的配慮の義務化」の障害者差別解消法による合理的配慮への高まりにより、様々な公共施設にも設置が進んでいます。
- エレベーターの設置できない施設の階段昇降
- 駅などの施設のエレベーター工事時の階段昇降
- 災害時や停電時にエレベーターが停止した時の障害者や車いす利用者の階段避難
階段昇降車は海外でも大活躍
このように階段昇降車の需要が高まっていますが、国内で生産されている階段昇降車のおよそ“80%は海外へ輸出”されており、世界各地で利用されています。
※ 以下製造者の株式会社サンワのサイトより引用
特に欧州へは5万台以上が出荷されていますが、その背景には「古いものを大事にする文化」があります。
古い建物にエレベーターなどを設置することなく、ポータブル式の階段昇降機を設備し、古い建物を改修することなく古いまま維持して行こうという考えで、多くの場所でご利用いただいております。
上写真のベルギー国鉄では、23台が活躍中です。
サンワ製階段昇降車の主な採用実績
- 北京オリンピック
2008年の北京オリンピックの際、ステアシップが北京地下鉄に43台納入しました。以後、広州地下鉄・上海地下鉄・中国高速鉄道へ導入されています。 - 国会議事堂やアメリカ国防省(ペンタゴン)
非常用階段避難車キャリダンが設置。
北米へはキャリダンが毎年800台以上輸出されています。国会議事堂やアメリカ国防省等、国家にとって重要な場所にも設置されています。 - テニスの聖地ウィンブルドン
2013年にステア・エイドとステアチェアが、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(イギリスロンドンのウィンブルドン)に導入されました。 - 大学野球の聖地 明治神宮野球場
内野席での観覧の為にチェアメイトTRE-7-1型が2台導入されております。 - 今年行われるパリオリンピック
ステアエックスの数十台の注文…など
株式会社サンワ製の階段昇降機には、下記のような物があります。
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